1.ミネラルウォーターの名称4つの違い!!
2.ナチュラルミネラルウォーターの原材料名の区分を知る
3.ナチュラルミネラルウォーターの味に関わる3つの数値を解説
4.ナチュラルミネラルウォーターの成分表示
5.おすすめのナチュラルミネラルウォーター商品ランキング!
6.まとめ
ナチュラルミネラルウォーターの良いところは?
「ナチュラルミネラルウォーター」と「ミネラルウォーター」の違いを知りたい
ペットボトル、「ナチュラルミネラルウォーター」と「ミネラルウォーター」何がちがう?
お水のペットボトルに「ナチュラルミネラルウォーター」と記載されてるラベル表示を目にして、不思議に思ったことはありませんか?ミネラルウォーターと、どこが違うの?と思う方も多いかもしれません。
お水に種類があることや、品質については、意外と知られていません。
そこで、こちらの記事では、ナチュラルミネラルウォーターの特徴や、他のお水との違い、疑問に思うことなど、気になるポイントを分かりやすくお伝えします。
1.ミネラルウォーターの名称4つの違い!!
購入する機会が多いミネラルウォーターですが、「ミネラルウォーター」として販売されているお水は、製造方法によって4種類の区分があります。これは農林水産省が規定する、「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」の規格により製造されているからです。
ここでは、日本で販売されているミネラルウォーターには、どのような種類があるのか、解説します。
ナチュラルミネラルウォーター
地中でミネラル分が分解した地下水を原水とし、濾過・沈殿・加熱殺菌処理を行なった製法で、一定の基準を満たしたもの。
ミネラルウォーター
地中でミネラル分が分解した地下水を原水とし、濾過・沈殿・加熱殺菌処理の他、オゾン殺菌、紫外線殺菌、ミネラル成分調整、ブレンド等の処理を行なったもの。
ナチュラルウォーター
地中でミネラル分の溶解が少ない地下水、濾過・沈殿・加熱殺菌処理を行なったもの。
ボトルドウォーター
飲用可能な水。水道水、純水、蒸留水、河川の水などが原水。処理方法に限定はなし。
2.ナチュラルミネラルウォーターの原材料名の区分を知る
表示ラベルで次に気になるのが原材料名です。原材料は一言で言うと「水」となりますが、販売されてる商品の水のラベル表示には、原材料名:水(鉱水)などと表記されています。この(◯◯)の部分が重要で、採水地の原水の種類を表しています。
浅井戸水
浅井戸から、ポンプなどで取水した地下水
深井戸水
深井戸から、ポンプなどで取水した地下水
湧水
自噴(自然に地下から地表に湧出する現象)している地下水
地域特性に応じて、様々な分布形態あり
鉱泉水
自噴する地下水のうち水温が25℃未満の地下水であり、さらに溶存鉱物質などにより、特徴づけられる地下水
温泉水
自噴する地下水のうち水温が25℃以上の地下水、または、温泉法第2条に規定される溶存鉱物質などにより、特徴づけられる地下水の中で、飲用に適用出来るもの
伏流水
浅い地下水。河川の河床や河川敷の下を流れる地下水(土壌水)で、河川の流水が河床の地質や土質に応じて浸透し、上下を不透水層に挟まれた透水層内に生じた流水。
鉱水
ポンプなどで取水した地下水のうち、溶存鉱物質などにより、特徴づけられる地下水
何気なく購入している、ナチュラルミネラルウォーターも、種類が多いんですね!
皆さんがよく購入するお水はいかがですか? 私は、水(鉱水)をよく買っています!
次は、ナチュラルミネラルウォーターに関わる数値について、解説します。
3.ナチュラルミネラルウォーターの味に関わる3つの数値を解説
味がないという理由で水道水を飲むのが苦手な子どもが増えていますが、ミネラルウォーターにも、「飲みやすい」「飲みにくい」とそれぞれ感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
このような口当たりに関係してるのが、pH(ペーハー)値と硬度です。
pH(ペーハー)値
液体の酸性やアルカリ性の度合いを表す数値で1〜14の範囲で表されます。(pH7】:中性、【pH1〜6】:酸性、【pH8〜14】:アルカリ性となり、数値が中性から離れれば、離れるほど強い性質となり、人体にも影響があるので、飲用には向いていません。
ミネラルウォーター類のpH値は、水道水と同じく、厚生労働省の水質基準「5.8以上8.6以下」と定められています。ミネラルウォーターの種類によって多少の差がありますが、基本的には規定のpH値のものが、商品として販売されています。
硬度/軟水と硬水
水のもう一つの分類基準として、硬度があります。硬度は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の含有量を表す指標です。硬度の高い水を硬水、低い水は軟水に分類されます。硬度を分類する基準としての目安
(mg/ℓ)
軟水 | 中硬水 | 硬水 | 超硬水 |
60未満 | 60以上120未満 | 120以上180未満 | 180以上 |
参考:WHO(世界保健機構)の「飲料水水質ガイドライン
硬度は、飲んだ時の口当たりと風味にも関係します。軟水の特徴は、口当たりがまろやかでさっぱりとした風味です。そのため、飲みやすさで選ぶなら、軟水を選ぶのがおすすめです。硬水は、口当たりが重く苦味を感じるため、人によっては「飲みにくい」と感じることもあります。
4.ナチュラルミネラルウォーターの成分表示
先ほどお伝えした、水の味わいに関係しているミネラルですが、本来、ミネラルは人間の代謝活動や、健康を維持するために欠かせない成分です。
身体を構成しエネルギー源となる「タンパク質」「脂肪」「炭水化物」、身体の機能維持や調整・抵抗力をつける「ビタミン」「ミネラル」というように、ミネラルは、私たちの身体を正常に維持していくための5大要素の一つです。
製造販売されている「ナチュラルミネラルウォーター」には、栄養成分表示ラベルにある通り、その水の主要なミネラル成分である、「カルシウム」「マグネシウム」「カリウム」の含有量が記載されていますので、飲料など日々の生活の中で、ミネラルを自然に摂取することが出来ると言われています。
5.おすすめのナチュラルミネラルウォーター商品ランキング!
商品名: 仙人秘水
品名:ナチュラルミネラルウォーター
原材料名:水(鉱泉水)
栄養成分表示:
カリウム0.04mg カルシウム1mg マグネシウム0.082mg
硬度:28mg pH値:8.8
採水地:岩手県釜石市釜石鉱山坑内
商品名: 熊野古道の天然水
品名:ナチュラルミネラルウォーター
原材料名:水(鉱水)
栄養成分表示:
カリウム0.04mg カルシウム0.24mg マグネシウム0.05mg
硬度:8.1mg pH値:6.8
採水地:三重県尾張市名柄町
商品名: 日田天領水
品名:ナチュラルミネラルウォーター
原材料名:水(井戸水)
栄養成分表示:
カリウム0.9mg カルシウム0.9mg マグネシウム0.2mg
硬度:32mg pH値:8.3
採水地:大分県日田市中ノ島町
普段当たり前のように購入している「ナチュラルミネラルウォーター」ですが、これまで見た通り、様々な規格や区分を元に製法されています。水というのは、もっとも身近で人の健康や安全に関わるものであるからこそ、厳格な規格が決められています。
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